Dr.中川のみんなで越えるがんの壁

私自身がんになって<6>菅原文太さんの妻からの手紙

贈られた花とメッセージカード(C)日刊ゲンダイ

 純アルコール量は20グラムで、ビールは中瓶1本、日本酒は1合、ウイスキーはダブル1杯、焼酎は0・6合です。1週間に151~300グラムは、ビールなら毎日中瓶1、2本飲むことになります。欧米では、アルコールと膀胱がんとの関係はないとされますが、日本人はアルコール分解力が弱いため、飲酒で赤ら顔になる人は膀胱がんとの関係がうかがえるのです。

 確かに、飲み過ぎによる脂肪肝がキッカケで、自分でエコー検査をするようになったことが、膀胱がんの早期発見につながりました。ある意味で“脂肪肝さまさま”ですが、ならないに越したことはありません。お酒が好きな読者の方は、節度ある飲酒を心掛けてください。

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中川恵一

1960年生まれ。東大医学部医学科卒業。同院緩和ケア診療部長を兼務。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

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