純アルコール量は20グラムで、ビールは中瓶1本、日本酒は1合、ウイスキーはダブル1杯、焼酎は0・6合です。1週間に151~300グラムは、ビールなら毎日中瓶1、2本飲むことになります。欧米では、アルコールと膀胱がんとの関係はないとされますが、日本人はアルコール分解力が弱いため、飲酒で赤ら顔になる人は膀胱がんとの関係がうかがえるのです。
確かに、飲み過ぎによる脂肪肝がキッカケで、自分でエコー検査をするようになったことが、膀胱がんの早期発見につながりました。ある意味で“脂肪肝さまさま”ですが、ならないに越したことはありません。お酒が好きな読者の方は、節度ある飲酒を心掛けてください。
Dr.中川のみんなで越えるがんの壁