「がん家系」に生まれて

2年間続いた腹痛…超音波検査の結果はいつも異常なしだった

モデル・美肌温泉家の朝香さん(C)日刊ゲンダイ

 がんの中で私が気にしていたのは、子宮と卵巣。生理がすごく重く、母のがんが子宮体がんから始まっていたからです。だから、思い立ったときに病院へ検査を受けに行っていました。20歳で子宮内膜症と診断され、後に卵巣嚢腫だったと分かり、24歳の頃に手術を受けています。

 お腹の調子が良くないな、と最初に感じたのは、大腸がんと診断された14年12月の2年ほど前から。自宅近所の大きな病院に行っても、超音波をやるだけで、異常なしという結果でした。

 お腹の痛みはチリチリする感じで、トイレに行きたいというほどではなく、左右のお腹どちらも痛い。便通異常はなし。度々痛くなるものの、我慢できないほどではない。

 この2年間は、超音波検査を受けて、「何もないよ」と言われて帰るのがパターン。この時、大腸内視鏡検査は受けていません。卵巣嚢腫が見つかったときに受けたさまざまな検査の一つが大腸内視鏡検査で、それがあまりに痛くて二度とやりたくない、と思っていたんです。母のがんのことは頭にありましたが、病院で検査を受けているし、大丈夫だろうと考えていました。

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