役に立つオモシロ医学論文

米で研究報告 整形外科医はゴルフ好きで血管外科医は上手

医師は休日によくゴルフをする?

 解析の結果、ゴルフをしていた医師は4万1692人(全体の4.1%)でした。その割合は、専門領域別に差があり、整形外科医が最も多く(8.8%)、次いで泌尿器科医(8.1%)、形成外科医(7.5%)と続きます。最も低かったのは内科医と感染症専門医で、共に3%未満でした。

 また、ゴルフの技量が最も優れていたのは血管外科医で、次いで胸部外科医、整形外科医と外科系の医師が並びます。他方で、ゴルフの技量が最も低かったのは内分泌科医でした。

 当然ながら、ゴルフの頻度が高いことや、その技量が優れていることが医師の健康問題にどれだけ良い影響を与えているかはよく分からず、今後の検討が必要であると結論づけています。

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青島周一

青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

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