後悔しない認知症

「死にたい」という親に「そんなこと言うな」は禁句です

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「『死にたい』という人にかぎって、死なない」などという言葉を聞くことがあるが、それは事実に反することだ。「『死にたい』を口癖にしている人の9割以上は死なない」に過ぎず、事実は「『死にたい』を口癖にしている人は、日ごろそれを口にしない人よりも10倍ぐらい自殺率が高い」のである。

「死にたい」は自分の存在する意味を確かめたいという親の切実な思いから発せられた静かな叫びだと考えるべきだ。子どもはその叫びに真摯に耳を傾けるべきなのである。

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和田秀樹

1960年大阪生まれ。精神科医。国際医療福祉大学心理学科教授。医師、評論家としてのテレビ出演、著作も多い。最新刊「先生! 親がボケたみたいなんですけど…… 」(祥伝社)が大きな話題となっている。

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