そんな山口さんが昨年6月に著書「賢い患者」(岩波新書)を出版されました。昨年12月8日、学士会館にたくさんの方々が集まって、その出版記念会が開かれました。みなさんのご挨拶を聞いていて、私は「これからもし日本の医療が間違った方向に行くことがあったとしても、山口さんをはじめ、正しい方向に修正できる方々がたくさんいる」と感じました。
がんを克服して生きる山口さん、その存在そのものががん患者を勇気づけている。そして、辻本さんの笑顔がある――。そう思いました。
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がんと向き合い生きていく