今年は多め 花粉症で眠くならず薬で症状を抑えるポイント

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

■副作用で眠い場合は

 重症度、病型で花粉症を分類した場合、どの花粉症にも使う薬が第2世代抗ヒスタミン薬だ。抗ヒスタミン薬には、第1世代、第2世代前期、第2世代後期(非鎮静化)があり、眠気の副作用がない薬は、第2世代後期だ。

「ところが、眠気のある第1世代、第2世代前期の抗ヒスタミン薬を出しているところはまだまだあります」

 第1世代を処方している医師(内科医、耳鼻科医)へのインターネット調査では、その理由として「効果が強い」「即効性がある」「薬価が安い」「使い慣れている」が上位にきていた。一方、第2世代後期を処方している医師の理由は効果や即効性とともに、「眠気が少ない」が多かった。

「第1世代は眠気が出る、口が渇く、睡眠障害が起こりやすいといった副作用がありますが、特に小児科医では使い慣れているからと処方するケースが少なくない」

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