中央値で5.5年間にわたり追跡調査した結果、座っている時間を軽度の運動で置き換えると、1日30分の運動時間で17%、統計学的にも有意に死亡リスクが低いという結果でした。同様に中強度の運動で置き換えると、1日30分の運動で35%、統計学的にも有意に死亡リスクの低下が示されました。
もちろん座っている時間が短く、運動量が多い人では、もともと身体的に健常である可能性が高く、この研究結果だけから因果関係を決定づけることは難しいでしょう。
とはいえ、座って過ごす時間の多い人にとっては、適度に体を動かす時間を確保することで、健康に良い影響を期待できるかもしれません。
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