人生100年時代を支える注目医療

着ている服一着で心電や体温を計測できるスマートアパレル

代表取締役CEOの網盛一郎氏(C)日刊ゲンダイ

 他にも、LEDライトを当てた皮下の血液の色から血糖値を測定する技術、血流の速さから血圧を測定する技術などを他の研究機関が開発している。今後、これらの技術とイースキンをコラボさせていきたいという。

「将来的には、企業や研究機関などと共有したビッグデータを活用して、病気の発症前の状態を見つけられるようなスマートアパレルを目指しています」

 一般への実用化は20年をメインターゲットにしているが、今年の夏以降には何かしら1つ目の商品を販売する予定。個人向けのイースキンは、一着1万~10万円くらいの価格帯を想定しているという。

4 / 4 ページ

関連記事