その大橋さんは生前、緑内障の早期発見・早期治療の重要性を訴えるために、緑内障啓発イベントにも参加されたほか、折に触れて目の病気の怖さを語っておられました。
「ボクは目の病気の4冠王ですよ。目の病気は、見えなくなる恐怖があるので怖い」
「僕はいろいろな病気になったけど、医学の進歩のおかげで幸い治療がうまくいった。でも、緑内障だけはかかると治らない。なったらアウト。だからならないことが一番。40歳以上では5%がなるといわれていますので、まずは視力・視野・眼底・眼圧の検査は年1回やってください」
失明の恐怖にかられながらも日々前向きに、明るくセミリタイアを楽しんでおられた大橋さん。
医学部教授がその生き方を“理想”と考えたのは納得のいくものでした。
ちなみに、「巨泉眼鏡」は強度近視用のコンタクトレンズの上に空のメガネ枠をかけただけのだて眼鏡だったそうです。
これから人生の折り返し地点に立つ、あるいは折り返し中の中高年のみなさんに多い目の病気を紹介しましょう。=つづく
失明リスクの高い目の病気