さらに1週間後。ビールとワインの順番を入れ替えて、もう一度同じ実験が行われました。すなわち、①のグループではワインを先に飲み、次にビールを飲む。②のグループではビールを先に飲み、次にワインを飲んでいます。また③のグループでは1回目の研究でワインのみを飲んでいた人はビールのみを、ビールのみを飲んでいた人はワインのみを飲みました。
解析の結果、お酒の種類、順番、いずれにおいても二日酔いの重症度との関連性は示されませんでした。つまり「ビールを先に飲んだほうがいい」というのはあくまで迷信にすぎず、またチャンポン飲みをしないからといって深刻な二日酔いにならないわけではないということです。
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