吉木院長が実際に診た例を紹介しよう。
■酒さ
「酒さ」は炎症性・進行性の慢性疾患で、赤み、小さな吹き出物、顔面の毛細血管の拡張などが見られる。
「ステロイドで酒さが悪化した女性は、真っ赤に皮膚が腫れていました。抗生物質ミノマイシンを2週間服用してもらい、発疹が黒く乾いたような感じになった段階で、越婢加朮湯と加味逍遥散を服用してもらいました。5週間後には発疹はかなり改善し、その後ミノマイシンはやめて漢方薬だけで、2~3カ月できれいな皮膚に戻りました」
■薬疹
プロポリスのサプリのアレルギー反応で体に湿疹が出た60代の女性。
「原因となったサプリをやめてもらい、じんましんなどによく使う黄連解毒湯を処方。薬疹は速やかに改善しました」
■アトピー性皮膚炎