「もともとはオイルの形で出回っていたのですが、昨年夏くらいからさまざまなCBD入り商品が発売され、大ブームになっています。CBD入りのお茶やグミ、スナック、チョコレート、入浴剤、ボディーローションなどは、クリスマス用のお薦めプレゼントとしても、メディアなどで取り上げられていました」
前出の佐藤教授によれば、人間を含む脊椎動物には身体調節機能を担うECS(エンドカンナビノイドシステム)が備わっていて、全身の恒常性を保つための重要な働きを担っている。これが十分に働かないと、さまざまな身体機能の不調が起こる。
CBDには、ECSを活性化し、全身の恒常性を回復させる作用があり、結果的に病気や不調が改善する可能性があるそうだ。
「分かりやすいのは、神経バランスを整えることによる疼痛、神経不安、ストレスの改善です。CBDを飲むと、眠りの質が良くなったと答える人が多い。夜中にトイレで何度も起きる、不安で眠れない、眠りが浅いなどが改善されます。CBDは体内の物質(アナンダミドと2―AG)と近い性質を持っているので、体への害はありません」(佐藤均教授)
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