独白 愉快な“病人”たち

小学生時代からの「凝り」が突然…岩佐まりさん難病を語る

岩佐まりさん(C)日刊ゲンダイ

 薬や治療法はないとのことですが、普段からできることとして「上半身を動かすこと」とテニスや水泳を勧められました。

 でも私、中学からバドミントン部で、社会人になっても時々やっていたんです。ほかの人よりは上半身を動かしてきたつもりなので、テニスで進行が抑えられるかは疑問ですよね(笑い)。

 母の認知症介護のイベントがきっかけで、3年前から趣味としてマラソンもしています。ただ、最近は骨に響いて、疲労感も強くなった気がします。

 ずっと重いリュックを背負っているような感覚で、背骨の動きが悪くなっている自覚があるんです。ごく最近になって手足の関節痛も出てきました。「一生、この痛みと闘っていくのかな」と考えるとやはりとても不安です。「将来どうなるのか」「体が動かなくなったら誰が母の介護をしてくれるのか」と思いは巡ります。

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