ビール → 炭酸水で5kg減も「代用食品」ダイエットのコツ

炭酸水も侮れない(C)日刊ゲンダイ

 白米8割、大麦2割で炊いた1食150グラムのご飯を食べたとすると3食で国が推奨している食物繊維の摂取基準を賄うことができる。しかも、大麦の食物繊維は6割が水溶性で4割が不溶性とバランスが取れている。

「水溶性食物繊維は、胃や腸の中でドロドロになって食べ物の移動を遅くします。そのため、糖質の吸収がゆるやかになって血糖値の上昇を防ぎ、脂質の吸収を抑えます。また、不溶性食物繊維は、胃や腸の中で水分を吸って膨らみます。白米に比べ2割近く水分を含むため満腹感が得られやすく、食べ過ぎを防ぎます」

■常温の水を1日1・5~2リットル飲む

 また、食物繊維は塩分過多による弊害から身を守る。ナトリウムを吸着して排出するからだ。

「塩分は水分を保持するという性質があります。取り過ぎると、不必要な水分を体の中から排出しにくくなり体がむくみます。その結果、血管が圧迫され全身に栄養を送るための血流が悪くなり、栄養をエネルギーに変える力が弱くなる。余ったエネルギーがたまり肥満につながるのです」

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