ダイエットを始めるなら4月がチャンスのワケ 専門家に聞く

豚肉のしょうが焼き定食がオススメ(C)PIXTA

 つまり、35歳の男性の場合、基礎代謝量1520キロカロリーに対して通勤や仕事で使うエネルギーは760キロカロリー。基礎代謝量が5%アップしたとしたら、1日の基礎代謝量は76キロカロリー増えることになる。これは体重70キロの人が15分間急ぎ足をする以上のエネルギーだ。

 ダイエット効果を上げるには、概週リズムを利用した対策も必要だ。

「会社や学校は1週間単位で動いていて、それに合わせてエネルギーの消費量や摂取量が違います。例えば、健常者のエネルギー摂取と消費を曜日別に計測した調査では、土日が休みの場合は、食欲と活動量ともにピークだったのは水曜日で、低かったのは月曜日と金曜日と報告されています。金曜日は翌日休みという高揚感がありますが肉体的には意外に疲れています。体重の恒常性から1回や2回ドカ食いしても体重は変わりませんが、活動量の少ない日に通常通り食べ続ければ太るリスクはあります。個人差はありますが、月、金曜日は食事量を抑え気味にした方がいいでしょう」

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