病み患いのモトを断つ

がんを媒介することも…セックスと重大病の気になる関係

飲酒後は危ない(C)日刊ゲンダイ

「受診せずにネットで抗ED薬を使う人がいるようですが、そういう人は危ない。持病がある人はしっかり治療し、飲酒後の行為は控えるのが無難です。春に多いのは、浮気や不倫で興奮が増すせいでしょう」(桑島氏)

■“口腔奉仕”でHPVが喉に感染し…

 セックスは、がんを媒介することもある。米俳優マイケル・ダグラスは中咽頭がんであることを公表。その咽頭がんについて過去には、「咽頭がんの主な原因は、HPV感染だからね」と語っている。

 HPVは女性の子宮頚がんの原因ウイルスとして知られるが、オーラルセックスでそれが喉に感染すると、咽頭がんのリスクが増す。米国では60~70%、日本では半数の咽頭がんが、HPVが原因とみられる。HPVによる中咽頭がんは、ほかの原因の咽頭がんに比べて抗がん剤が効きやすいから喉の痛みや声の出にくさなどは放置しないのが無難だろう。

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