ザルレソは今年6月に発売される予定ですが、問題はその価格。バイラル瓶(薬液を無菌状態で保存する瓶)当たり80万円、1回の治療に360万円。さらに60時間の入院費、医師の治療費などが加算されるのです。
あらゆる女性がアクセスできるものではないとの批判を受けています。
開発・発売したセージ・セラピューティクスは2010年創立の新しい会社で、開発費が全て価格に反映されて値段が跳ね上がったと推測されます。今後、大手他社が参入してくることで値段が下がってくるのではないかとの期待も持たれています。
これまで産後うつを経験したお母さんの中には、「悪い母親」の汚名をかぶるのを恐れてその体験を共有できず、一人で苦しむケースが少なくありませんでした。新薬発売で、産後うつの実態が世の中に広く知られ、一人でも多くの女性が何らかの治療を受けられるようになることを願ってやみません。
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