100年老けない脳の作り方

発症リスク減 アルツハイマー予防に30分未満の昼寝が効く

いい睡眠は認知症を減らす(C)日刊ゲンダイ

 そして最新研究で最も注目されているのが、「昼寝」だ。国立精神・神経医療研究センターによると、30分未満の昼寝をする人は、昼寝の習慣がない人に比べ、認知症発症リスクを20%まで減らすことが分かった。睡眠を働きかけるメラトニンの生成に、昼寝が効果的とされるからだ。ただし、昼寝が30分以上になると逆に認知症リスクは高まり、2時間以上だと逆に80%上昇するので気を付けたい。

 欧州ではアルツハイマー研究が進んだ結果、発症の割合が減りつつあるという。サラリーマンで昼寝は難しいが、電車やバスでうとうとする人は、知らず知らずに認知症予防をしていることになる。

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