アルツハイマー型認知症の原因が「アミロイドβ」だということが分かっている。40代ぐらいから徐々に脳内に蓄積し、20~25年かけて神経細胞を死滅させてしまう。
そのアミロイドβが脳内にどれくらい蓄積しているかを調べるのが、「MCIスクリーニング検査」と呼ばれるものだ。
MCIとは軽度認知障害といい、認知症の前段階。味覚が変わったり、車の運転が乱暴になるといった症状が出る。放置すると、5年程度で本格的な認知症を発症するとされる。
調べられる医療機関は都内に230カ所以上、神奈川県内にも50カ所以上がある。
「少量(10㏄)の血液を採取し、それを調べることで認知症の発症リスクを推定できます。専門機関で測定しますので、結果が出るまで2~3週間ほどかかります」(川崎市百合丘の「ふるたクリニック」)
100年老けない脳の作り方
発症リスク減 アルツハイマー予防に30分未満の昼寝が効く
検査料金2万円で将来認知症になるかが調べられる