その結果、楽観性の点数が1点増加すると、派兵後に新たに発生した体の痛みが11%、統計学的にも有意に低下することが示されました。また、楽観性が低度だった人では、高度だった人に比べて、体の痛みの新たな発生が35%、統計学的にも有意に高いという結果でした。
痛みの発生要因は多岐にわたるため、楽観性そのものが痛みのリスクを低下させているかどうかについてはさらなる研究が必要でしょう。
とはいえ、もし仮に楽観的な考え方が痛みのリスクを低下させるのであれば、慢性的な痛みに悩まされている人に対する治療への応用が期待されます。
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