街中の疑問

人気書籍の医師に聞く 食事でうつや発達障害がよくなる?

タンパク質の摂取には毎日200グラムの肉が必要(C)日刊ゲンダイ

 新年度が始まり心機一転、仕事に精を出そうという人もいる一方、“うつ社員”も増えているという。厚生労働省の最新データ「過労死等の労災補償状況」(2017年度)によれば、精神疾患による労災件数は年々増加しており、17年度では過去最高の1732件。前年度より150件近い増加だ。

 職場の環境の改善は欠かせないが、メンタル疾患には自己防衛も大切。中でも、食事が重要な役割を担っている。

「精神的な不調を抱える患者さんの食生活を見ていると、必要な栄養素が足りていないことが多いのです」

 こう話すのは、精神科医で「うつ消しごはん」(方丈社)の著者、藤川徳美氏だ。どういうことか。藤川氏に聞いた。

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