認知症予防や進行抑制にも期待「毛細血管」こう若返らせる

健康で長生きするために(C)日刊ゲンダイ

「必要な物質を血液中から選んで脳へ供給し、また脳内の不要な物質を血液中に排出する関門である血液脳関門は、毛細血管で形成されています。これらの毛細血管の血管内皮細胞の機能が低下し、血液成分が漏れ出るようになると、アミロイドβの排出が滞り、脳内に蓄積するのです」

 欧米の認知症治療の研究家は、毛細血管にフォーカスした薬の開発に携わっている。アミロイドβの蓄積が始まってからアルツハイマー病を発症するまで10年ほど。

 蓄積が始まった頃から脳の毛細血管を活性化する薬を投与できれば、認知症の予防・進行を遅らせることが期待できる。

 劣化した毛細血管は、若返らせことが可能。

「血流を良くして未成熟な毛細血管を血液が大量に流れるようになれば、酸素や栄養素が細胞に届きやすくなり、毛細血管が若返る」

 最も効果的なのは運動。20~30分のウオーキングなどを毎日続けるといい。

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