これらのうつ病を防ぐ栄養素をまとめると、肉なら「レバー」、納豆を含めた「大豆製品」、「魚介類」「葉物野菜」を中心とした食生活。不足しやすいのは炭水化物(麺類や丼物など)を中心とした食生活だ。
また、飲料では、できるだけ「緑茶」を飲んだ方がいい。含まれるうま味成分の「テアニン」には、脳をリラックスさせるマイルドな精神安定作用があるという。
それと、腸内細菌を整える食品も大切。食事に「漬物」「キムチ」「味噌汁」などの発酵食品を加える。朝やおやつで取るなら「ヨーグルト」や「乳酸菌飲料」がいい。これは腸内細菌のバランスが、心の病気にも関係があることが国内外の報告で分かってきているからだ。
功刀部長らは、昨年11月に1万2000人を対象とした「食物アレルギーとうつ病の関係」の研究結果を発表している。
人生100年時代を支える注目医療