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長引く咳に多くの病気リスク 見極めは肺活量と薬の効き目

長引く咳には見逃してはいけない病気も(C)日刊ゲンダイ

 もうひとつは薬の効き目。咳喘息は、喘息に移行する可能性が否定できず、喘息と同じように気管支狭窄が少なからずあるため、気管支拡張薬が効きます。アトピー咳嗽はそうではなく、気管支拡張薬が効きません。

 3つ目が胃食道逆流症です。胃酸が逆流することで食道が荒れて咳が出たり、ゲップや胸やけを生じたり。消化器症状を伴うことが多く、検査の決め手は胃カメラです。

梅田悦生・赤坂山王クリニック院長

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