今年の「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」という医学誌に載った疫学調査のデータでは、脱毛治療薬を前立腺肥大症の治療目的で飲んでいる人は、それ以外の薬を飲んでいる人と比較して、約30%糖尿病になりやすい、という影響が認められました。
脱毛治療薬を使っている人は、血糖値にも気を配る必要がありそうです。
医者も知らない医学の新常識
信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。