独白 愉快な“病人”たち

骨の手術5回目 神野美伽さんリスフラン関節症との闘い語る

神野美伽さん(C)日刊ゲンダイ

 2年近く前から、少し長く歩くと左足の甲が痛くなっていました。そのうちどんどん変形して甲の骨が出っ張り、裏側の土踏まずの方も腫れてきて……歩くたびに体重が乗るから、土踏まずも痛むようになったんです。 整形外科を受診したら、足の甲の真ん中あたりにあるリスフラン関節が炎症を起こし、小豆大の穴がいくつかあいていて、「リスフラン関節症」の一種だと診断されました。足を酷使するスポーツ選手に多い病気なんだそうです。

 とにかく痛くて仕方がない。早く手術をして痛みから解放されたかったのですが、なかなか休みが取れず、去年の12月20日にようやく手術ができました。今年の1月27日にステージ復帰するまで長くお休みすることになったので、病気を公表したんです。

 手術では出っ張った足の甲の上と下の骨などを削り、腓骨の一部を切って移植する予定でした。でも、手術2週間前の術前検査で右足も脱臼していたことがわかり、さらに外反母趾もあるので、同時に手術することになりました。左足をかばううちに右足も悪くなっていたんですね。さすがに両足同時に手術なんて、どうなるんだろうと不安になりました。

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