「閉経後の女性では、半数近くが脂質異常症と診断されますが、治療方針をコレステロール値のみで決めるのは困難です。米国スコアを参考として取り入れることで、本当に薬物治療が必要なリスクの高い人を選別でき、冠動脈疾患の予防と過剰治療を抑えることができます。また、判断が難しい場合は冠動脈CTなど画像検査で動脈硬化の有無を確認することが必要です」
75歳以下で動脈硬化症の治療が必要な人は、血圧130/80㎜Hg以下、悪玉コレステロール70㎎/デシリットル以下を目標とした治療を受けることが望まれるという。
人生100年時代を支える注目医療