胃酸の過剰な分泌を抑え、胃の粘膜を保護したり修復したりする作用のあるビタミンUは、キャベツから発見されたことから別名キャベジンともいいます。
天然の胃薬ともいうべきキャベツは、他にビタミンC、ビタミンK、カルシウムなどさまざまな栄養素を含んでいます。
いまが旬の春キャベツを丸ごといただけるのが今回のメニューです。
通常のロールキャベツであれば、実際に食べるのは1個か2個。使うキャベツの葉はせいぜい1枚か2枚ですけど、これなら4分の1個分くらいはペロリと食べられるのではないでしょうか。
この時季のキャベツは巻きが甘いため、葉と葉の間にもフィリング(詰め物)が入りますし、チキンスープで煮ることによってキャベツのうま味がさらに増します。スパイス類もキャベツの甘味を引き出してくれます。
出来上がったら熱々のスープとともにいただきます。マスタードを添えるとそれがアクセントになって、キャベツやスープのうま味や甘味はいっそう引き立ちます。塩分控えめでも十分、おいしく味わえるのです。
ようこそ!不老不死レストランへ
【まるごとロールキャベツ】"天然の胃薬”のうま味と甘味
旬の恵みを味わう<3>