病み患いのモトを断つ

GW前にチェック「抗ED薬」の効きを左右する食事と服用法

彼女と過ごす旅行は楽しみだけど…

 前立腺肥大に処方されるユリーフとハルナールは、イキそうでイケない射精障害を起こす。“空撃ち”の不満を重ねることで、EDに。高血圧ではβ遮断薬とカルシウム拮抗薬で勃起障害を招きやすいという。

「これらの薬の影響によるEDなら、主治医に症状を伝えて薬を変更してもらえば、EDは良くなります」

 抗ED薬の一番手としてバイアグラが登場したとき、男性誌などで「画期的」と絶賛されたが、EDの治療を受けているのは5%なのが現状だ。

「年のせい」「気恥ずかしい」といった事情から受診があまり進んでいないだけに、持病の薬を替えてみることは、大いに意味があるだろう。

 もうひとつが、抗ED薬のPDE5阻害薬そのものの使い方だという。

「PDE5阻害薬にはバイアグラとレビトラ、シアリスの3種類があって、それぞれに中容量と高容量があります。実は、バイアグラとレビトラは、肉や揚げ物など高脂肪食を食べた後に服用すると、成分の吸収が阻害されて効きにくいのです。そういう方は、空腹時の食前に服用して、なおかつアルコールを控えると効きやすくなります」

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