100年老けない脳の作り方

ボケない暮らしに数学を 大学生の5割以上が間違う問題も

「相対性理論」めで理解しなくていいが…(C)日刊ゲンダイ

 突き詰めれば、牛丼を30円値上げすると怒る人は多いが、消費税が上がっても反応は鈍い。その理由が%への理解不足かもしれない。

 では、この問題はどうか? なんと、大学生の5割以上が間違う。

《2000年に対して売上高が2001年は10%成長し、2001年に対して2002年は20%成長した。このとき、2000年に対して2002年は何%成長したか?》

 もう予想がついた人もいるだろうが、半数以上の大学生は10%と20%を足して30%と誤答してしまう。正解は1.1×1.2と計算して1.32から算出する32%だ。

 ここまで読んで頭が痛くなった人は、逆に言うと、典型的な日本人だ。フリーアナウンサーの久米宏氏も先日、自身のラジオ番組で小学校の割り算でつまずいたことを嘆いていた。

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