愉快な“病人”たち

17年に現役引退…今浪隆博さんが甲状腺機能低下症を語る

今浪隆博さん(C)日刊ゲンダイ

■うつと指摘されて治療していたら引退せずに済んだかもしれない

 引退後は病気の経験を生かして日本スポーツメンタルコーチ協会認定の資格を取り、プロ選手のコーチングや講演をさせていただいています。その中で出会った精神科の先生から、「うつだったのかもしれませんね」と言われ、腑に落ちました。実際、甲状腺機能低下症からうつになり、うつ病の薬で症状が改善する方もいるそうです。もし、うつと指摘されて治療していたら、引退せずに済んだ可能性もあったかもしれません。同じように苦しんでいる方には、自分を救ってくれるものを見つけるまで諦めないでほしいですね。

 僕の場合、見つけられなかったけれど、それも運。それに、病気になって引退し、まったく違う生活を始めたことがうつから回復するには良かったと思います。その後は体調も安定し、これまで接点がなかったいろいろな方に出会って視野が広がり、毎日、楽しいですから。

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