からだデータ

せっせと運動しているのは男女ともダントツで70歳以上

“元気なお年寄り”が多い理由のひとつかも
“元気なお年寄り”が多い理由のひとつかも

 ウオーキング、水泳、スポーツジム……。定期的に運動を続けることはなかなか難しい。サラリーマンの多くは、“運動するなら睡眠時間が欲しい”が本音だろう。

 実際、日本人はどれくらい運動しているのか? 昨年発表された「平成29年国民健康・栄養調査」に興味深いデータがある。世代別に「運動習慣の有無」についてアンケート調査した結果だ。

 ここで言う、「運動習慣あり」とは、「1回30分以上の運動を週2回以上実施し、1年以上継続している」と、回答した人なので、かなり本格的に続けていると受け取っていいだろう。以下、世代別の運動習慣「あり」の割合だ。まず男性は、
・20~29歳…………28.3%
・30~39歳…………14.7%
・40~49歳…………24.4%
・50~59歳…………27.1%
・60~69歳…………42.9%
・70歳以上…………45.8%

 同様に女性は、
・20~29歳…………11.6%
・30~39歳…………14.3%
・40~49歳…………16.1%
・50~59歳…………23.9%
・60~69歳…………29.6%
・70歳以上…………42.3%

 健康を意識し始める世代なのか、男女とも50歳代になると、ほぼ4人に1人が運動をしている。

 男性は60歳代から4割を超え、70歳以上では男女とも4割超えだ。現役時代はなかなか運動時間が取れないのは分からないでもないが、70歳以上の運動習慣の高さには改めて驚かされる。

 高齢化社会が進行中とはいえ、「運動習慣あり」が“元気な年寄り”が多い理由のひとつかもしれない。

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