大病患い生活をガラリと…おかげで健康寿命を手に入れた

(C)somkku/iStock

 食生活は健康のため、朝と夜の内容を逆転していた。朝に唐揚げ定食などガッツリしたメニューを取り、夜は小さい茶碗1杯のご飯、納豆、卵、サラダなど。昼は外食やロケ弁が中心だった。

「20代の頃はもっとひどかった。ほぼ毎日撮影の仕事があり、早朝から深夜まで缶コーヒーとたばこで空腹をごまかし、夜に焼肉。毎晩、4人で50人前くらいの焼肉を食べていたら、3年で15キロ増えました」

 医師からは「今の生活を続けると、死ぬよ」とハッキリ言われた。死ぬのはいいが、痛いのは勘弁だ、と思った。心筋梗塞の痛みは、バイクを100キロのスピードで飛ばして車に突っ込みバイクが廃車になるほどの怪我を負った時よりも、はるかに痛かった。

「生活をがらりと変えました。たばこはスッパリやめた。栄養士に1日の野菜の摂取量を教えてもらい、実践。両手に山盛りくらいのサラダは必ず食べるようにし、外食時もサラダを頼む。青汁も飲んでいます。夜9時以降は何も食べないようにし、逆に朝食は必ず取るようにしました。たまに自宅でウイスキーを1、2杯飲んだりしますが、基本的には自宅では飲まない。睡眠も、きちんと取っています」

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