平成元年vs平成31年

【ダイエット】りんごからエクササイズ系を経て糖質制限へ

2007年、「ビリーズブートキャンプ」が一躍大流行。ビリー・ブランクス氏(左)が考案した短期集中型エクササイズ
2007年、「ビリーズブートキャンプ」が一躍大流行。ビリー・ブランクス氏(左)が考案した短期集中型エクササイズ/(C)日刊ゲンダイ

 いま、人気のダイエットといえば、ライザップか糖質制限か――。ビジュアルに訴える宣伝のうまさで前者、関連本を含めた一般人への広がりでは後者に軍配が上がりそうだが、両方、ある意味“力業”で結果を出す減量法と言っていい。

 もうひとつ挙げるなら、低コストの意味で、“サバ缶ダイエット”。スーパーから商品が消えた事実はベスト3に入れるべきだろう。

 翻って平成初期の数年間はどうだったか? ネットで調べると、「ゆで卵ダイエット」「りんごダイエット」「黒酢ダイエット」などの単語が並ぶ。どちらかといえば、“安上がりの単一食品”に注目が集まっていた。業界にバブル崩壊直前の予兆があったのか。

 その後も、国内でDVD100万本以上を売り上げた「ビリーズブートキャンプ」(2007年)や、タレントの美木良介が広め流行語大賞になった「ロングブレスダイエット」(2012年)などエクササイズ系が大流行した時期もあったが……。

「肥満は生活の豊かさが最大の原因。痩せたければ、食べ過ぎないこと、せっせと歩くこと。この2つに尽きます」(医師でジャーナリストの富家孝氏)

 ごもっとも。

関連記事