“GW明け”に頑張りがきく食事術 ベストセラー医師が教える

うなぎは食べるべし(C)日刊ゲンダイ

 同じ肉でも、特にカルノシンが多く含まれているのが鶏の胸肉です。

 鳥は翼を動かす胸の筋肉が発達しており、全体重の4分の1程度を占めています。

 空を飛ぶときは翼を激しく動かすため、筋肉を支える細胞の中には活性酸素が多く発生します。海を越えて移動する渡り鳥などは特に、この活性酸素を取り除かなければ飛び続けることはできません。そのため、鳥の胸筋には多くのカルノシンが含まれているのです。

 同じように大海原を休みなく回遊するといわれ、ときに時速100キロで泳ぐマグロもカルノシンは豊富に含まれています。

 私も1週間の仕事が始まる前の日曜日の夜にはカルノシンが豊富なうなぎを食べるようにしています。そのせいか、60歳を過ぎたいまも疲れ知らずです。皆さんも休み中に鶏の胸肉やマグロ、うなぎを食べて、たまった活性酸素を一掃し、休み明けに備えてはいかがでしょう?

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