これで認知症介護は怖くない

認知症で引きこもっていた人が外に出るにはきっかけが必要

家族が説得するより、同じ年代の第三者の誘い(提供写真)

「3年前に退職した父が、認知症と診断されたら家に引きこもってしまいました。どうすればいいのでしょうか?」

 こんなケースが少なくない。私が知っている限り男性に多いようだ。とくに社会的地位が高い男性ほど引きこもりやすいといわれる。輝かしい経歴を持ちながら、認知症になったことにプライドが許せないのだろうか。実際、引きこもっていた当事者にたずねるとこう言われた。

「認知症になったら、いずれ話ができなくなって徘徊もするんだろうな。こんな病気になって恥ずかしい。誰にも見られたくない。そう思ったら外に出られなくなった」

 認知症になって引きこもると、症状が早く進行するといわれる。放っておけばうつ病になることも多い。かといって、家族が外に連れ出そうとしても、なかなか本人は外に出てくれない。ではどうすればいいのか。

 引きこもっていた人が外に出るには、何らかのきっかけが必要のようである。

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