煙による発がんリスクは広く知られている事実ではありますが、アルコールやその代謝物であるアセトアルデヒドにも発がんリスクがあります。飲酒に関連するがんでは、やはり口腔、咽頭、食道、大腸がんが多いようですが、女性では乳がんリスクが増加したとする報告もあります。
喫煙と比べれば飲酒とがんの関連はあまり注目を集めないようにも思いますが、生涯リスクという視点や喫煙本数で換算してみると、軽視できないリスクの大きさが見えてくることでしょう。
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