病み患いのモトを断つ

連休で寝つきが悪いなら 時差ボケ解消に朝活のススメ

朝日を浴びると体内時計がリセットされる(C)日刊ゲンダイ

■ベストな食事は焼き魚と納豆、味噌汁の和定食

 メラトニンは、睡眠障害を治す薬のひとつにもなっている。メラトニンの分泌を良くする生活を心掛ける“のび太ライフ”は、理にかなっているだろう。その働きをさらに強めるのが、朝食だ。

「メラトニンの合成にはトリプトファンとビタミンB6が欠かせません。それらを含む食材を朝食で取っていると、夜間のメラトニン分泌がスムーズになり、時差ボケ解消に結びつくのです」

 トリプトファンは、乳製品に多く含まれるが、大豆や鶏肉、ナッツ、ゴマ、白米などにもよく含まれる。牛乳でゴロゴロする人は朝、味噌汁や納豆、豆腐などを取ればいい。ビタミンB6は、サケやサンマ、イワシなどの魚のほか、牛のレバーに多い。つまり、時差ボケ解消にベストな朝食は、焼き魚と納豆、味噌汁でご飯を食べるような和定食というわけだ。

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