進化する糖尿病治療法

しっかり運動をしているのに…逆に体重が増える理由

坂本昌也氏(C)日刊ゲンダイ

「なぜ太ってしまったんでしょう? しっかり運動をしているのに」

 こう話すのは、半年前に糖尿病予備群と診断された40代の男性。今まで運動をまったくしてこなかったのですが、一念発起してスポーツジムに入会しました。奥さんも一緒です。

 そのジムは、各自がそれぞれ道具を使って運動をするシステムではなく、時間ごとにさまざまなプログラムが設定されており、利用者は希望日に予約を入れて参加するというもの。

 運動時間そのものは20分ほどと短いですが、結構ハードな内容で、プログラム終了時には息が上がってしばらく立ち上がれなくなることもしばしば。

 しかし、その爽快感が病みつきになり、週1~2回は通っているとのこと。

 運動を始められた方から、「一生懸命やっているのに全然やせない」「かえって体重が増えた」と聞くことが時々あります。

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坂本昌也

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

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