徐々に薄味には難しい…医師が勧める我慢不要の減塩法とは

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 醤油のつけ方にも工夫を凝らしたい。

「刺し身などにべたっとつけると、醤油の取り過ぎになる。刺し身の端にちょっとつけ、その部分から口に入れれば、醤油の味を先に感じ、少量でも満足します」(則岡氏)

 焼き魚や漬物など、味わう前に「醤油をだーっとかける」ことが習慣化している人は、その習慣を改めよう。

 醤油をかけずにそのまま食べたら、意外に醤油がなくてもおいしく感じるかもしれない。

 醤油の香りが欲しければ、小皿に醤油を少量入れ、前述のように端にちょっとつけて、その部分から口に入れる。則岡氏は、七味などをかけて新たな風味付けをすることも提案する。

■短命県が「だし活」で平均寿命の伸び幅全国3位に

 青森県は平均寿命が男女ともに全国最下位。死亡者数の4分の1が塩分の取り過ぎが原因となる循環器疾患だ。

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