すでに最新型のMRIの中にはAIが導入されているタイプが出てきています。医療者側から見ると、どれくらいのペースで稼働していて、予想されていた使用状況を上回っているのか下回っているのか。その結果、どのあたりに不具合が起こる可能性が高いのか。患者のさまざまなデータを入力することで、どういう疾患が多いのか。保険点数に換算するとどれくらい売り上げているのか。そうしたデータが的確にわかります。
患者にとっても、データからどんな疾患の可能性が高いのか。世界の医療の中で、自分がどの辺の位置づけでどんな水準の医療を受けているのかまでわかるのです。
幸いなことに、われわれ日本人は最先端の医療先進国で生活しています。そのメリットを最大限に活用するためには、きちんと検査を受けて早い段階で病気を発見することが求められます。
上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」