「野菜の摂取量が少ない」のは男性より20代と30代の女性

1日350g以上
1日350g以上

 健康診断の季節――。医師や看護師との面談で「もっと野菜を取りましょう」などとアドバイスを受けるサラリーマンは少なくない。

 厚生労働省によると、野菜の摂取量は、「1日平均350グラム以上」が目標値だとか。

 毎日これくらい野菜を食べていれば、病気の予防に役立つ食物繊維や抗酸化ビタミンなどの栄養素が、まんべんなく摂取できるらしい。

 だが、実際は男女とも目標まで届いていない。「平成29年 国民健康・栄養調査」によると、日本人の「野菜摂取量の状況」は、平均288・28グラム。目標値より約62グラムほど少ない。

 男女別の摂取量は、男性は同295・4グラム、女性は同281・9グラム。目標値より男性は約55グラム、女性は約68グラム少ない計算になる。男性は毎日、いまより約2割増しで野菜を食べないと目標に届かないわけ。

 一方で、「350グラム以上食べている」健康的な人々もいるにはいる。その割合を世代別で見ると――。

【男性】
・20~29歳…27.4%
・30~39歳…25.8%
・40~49歳…27.1%
・50~59歳…31.9%
・60~69歳…37.6%
・70歳以上…35.8%

【女性】
・20~29歳…14.6%
・30~39歳…17.4%
・40~49歳…22.1%
・50~59歳…28.6%
・60~69歳…38.2%
・70歳以上…33.9%

 ざっと、3~4人に1人程度だが、20代、30代女性の少なさが際立つ。

 一番野菜を食べるべきは、この世代のOLたちか。

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