5つの特性に分類 生活習慣改善がうまくいく鍵は性格分析

“1人ジョギング”が向く人もいれば、そうでない人も(C)日刊ゲンダイ

 そして、NEO性格分析を医療現場で生活習慣を改善するツールのひとつとして使っているのが、本紙「注目の医療~慈恵医大晴海トリトンクリニック・ライフデザインドック」(3月5日付)で紹介した、同大教授の横山啓太郎医師(付属病院腎臓・高血圧内科行動変容外来診療医長)だ。

「人間は複数の選択肢の中からひとつを選び、行動を決めています。糖尿病と診断されたけど仕事で忙しいからと受診しないのは、仕事を選んでいるのでしょう。これがその人の『あり方』。生活習慣を変えるということは、『あり方』を変えることになります」(横山医師=以下同)

 これに深く関係しているのが「好き・嫌い」の基準だ。選択の背景には、好き・嫌いの感情がある。ところが、私たちははっきりと「好き・嫌い」を認識している場合もあれば、自覚していない場合も。また、「好き・嫌い」はまだら状態。「友達がたくさんいるけど人見知り」などは、まさにそうだろう。

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