5つの特性に分類 生活習慣改善がうまくいく鍵は性格分析

“1人ジョギング”が向く人もいれば、そうでない人も(C)日刊ゲンダイ

「NEO性格分析を活用し始めたのは、行動変容外来で医療チームや患者さんとの共通言語が欲しい、と思ったからです。血液検査などの数値に加え、患者さんの性格が分かれば、その人に適した生活習慣を考えていく上で役立ちます」

■アプリを手に入れれば誰でもできる

 NEO性格分析で神経症傾向と分析された人が、「運動をしようと考えているが、できない」と話したとする。その人は、細かく「すべきこと」を紙に書き出している。運動ができないのは、予定を立てる段階で行き詰まっているからかもしれない。あるいは、ハードルを高く設定し過ぎているからかもしれない。

「前者であれば『予定を立てる前にラジオ体操をしたら?』と背中を押すことが有効でしょうし、後者なら『スクワット100回ではなく、10回から始めよう』とハードルを下げることで継続につながるでしょう。神経症であっても、必ずしも『コツコツ型』がうまくいくとは限らないですが、なぜうまくいかないかをそこから考えればいい」

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