それでも、息子は「ボケてしまっても、あんなに元気だ。母に効く薬があるなら治療して長く生きていて欲しい」と思ってG医師に相談しました。それを受けたG医師は、Bさん本人が書いた「抗がん剤は使わない」という確認書もあり、これは「どうしたものか?」と悩むことになったのです。
自分で意思決定が出来なくなった場合に備えての「人生会議」、しかし最近のがん医療は「人生会議の決定」を逆転させうる――。それほど急激に大きく進歩していると思うのです。
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がんと向き合い生きていく