日本肥満学会では、内臓脂肪面積が100平方センチ以上を内臓脂肪過剰蓄積としている。内臓脂肪が100平方センチを超えると、100平方センチ未満のケースと比較して、高血糖、脂質異常症、高血圧の「合併する疾患数が50%以上高くなる」という。内臓脂肪から血圧を上げたり、コレステロール値を高くする物質が放出されるからだ。
いずれも異常値が出ても症状は目に見えない。その分、危機感は少ないのだが、2つあるいは3つ合併している人はのんびり構えてはいられない。この症状を持つ人々が最後に行きつくところは、脳梗塞などの脳血管障害や狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患なのだ。
腹囲85センチオーバーの人は、命に関わる重大病のリスクが人一倍高い。ご用心あれ。
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