生活と健康 数字は語る

「炭水化物」多少の取りすぎや不足は大した問題ではない

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 炭水化物を取る量が多すぎたり少なすぎたりするのも憂鬱ですが、それに気をつけるのもまた憂鬱です。そこで私のお勧めですが、ご飯とおやつが全体の半分くらいならOKという感じです。別に6割でもいいんじゃないでしょうか。炭水化物ばっかり、炭水化物を全く取らないとなるとちょっと危険ですが、そんな極端にならなければ適当でいいのです。多少の炭水化物の取りすぎ、不足も大して問題ではありません。大事なのは日々の生活です。

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名郷直樹

名郷直樹

「武蔵国分寺公園クリニック」名誉院長、自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、臨床研究適正評価教育機構理事。著書に「健康第一は間違っている」(筑摩選書)、「いずれくる死にそなえない」(生活の医療社)ほか多数。

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