「すると脳が自律神経にストレス対応の指令を送ります。上手に対応できる人は問題ないものの、自律神経が失調していたり、ストレス対応がうまくできなかったりすると、不定愁訴や天気痛が生じるのです」
また、季節の変わり目などに気温が急激に変化すると、体がうまく対応できない。
気象病は梅雨の時季に悪化しやすいのだが、高い湿度が皮膚にまとわりついて汗をかきにくくなり、熱が体内にこもりやすく、これも不調の原因になる。
「高い湿度は、心理的にうつ状態にさせる。梅雨時季には気分の落ち込みやイライラも起こりやすくなります」
■記録をつけて悪化のタイミングを把握する
頭痛が「天気痛」かも……と思ったら、頭痛がいつ起こったかと、その時の気象を詳細に記録。悪化のタイミングは人それぞれだ。記録をつけると、自分の悪化の「波」を知ることができる。それによって、天気痛が起こりそうな時に対策を講じることができる。