担当医はもちろん薬を処方してくれましたが、指示通りに飲んでも一向に良くならず、むしろ悪化。
トイレから出て1分後にまた腹痛で駆け込む……という状態。1日30回くらいトイレに行っていたと思います。4キロ近く体重が落ち、体力も落ちてしまいました。
担当医は、医学書を見ながら「おかしいな……この処方で合っているはずなんだけどなぁ」と言うばかり。ちょうど引っ越しするタイミングでもあったので、引っ越し先の近くにある病院への紹介状を書いてもらい、内視鏡検査の写真も添付してもらいました。
■「死ぬまで付き合う病気」と説明された瞬間、なせかホッとした
引っ越し先にある病院の担当医はたまたま潰瘍性大腸炎を非常によく研究されている方でした。「薬は合っているんだけど、処方量が少な過ぎる」と、それまでの4倍のMAXの量の薬を出してくれました。毎食後に3錠飲み続けたところ、ようやく半年ほどで症状が治まったんです。
独白 愉快な“病人”たち