病気について、先生から「不治の病です。死ぬまで付き合う病気だから気長に付き合うんだよ」と説明していただいた瞬間、なぜかホッとしました。もしかしたらがんかも……という不安があったので、今すぐ死ぬ病気じゃないんだと理解できたからだと思います。
当時は結婚3年目。私の体調を気遣い、うどんやおかゆなど消化のいい食べ物を作ってくれる嫁。お店の経営がまだ安定している状態でもなく、マジシャンとしての活動もあります。止まること休むことはできないと思い、精神的にも追い込まれていたと思います。
私の病気の症状は重症にかなり近い中等度だそうです。もし、飲み薬でコントロールできなくなったら、高額の注射で対処し、それでも改善しなかったら大腸がんの危険が高くなるので手術をして大腸を切り取り、小腸と肛門をつなぐそうです。日々、そうならないよう気を付け、願っています。
独白 愉快な“病人”たち